日本食品の流通革命を実現するJ-BASS SYSTEM

2019年2月グランドオープン

品質の良い日本の中小生産者の食品が
現地語対応とLCL物流に対応した WEB 購買システムにより、
“簡単に”、“少量から”、“適正な価格で” 輸入ができます。

日本の中小食品メーカーとの海外貿易における課題

日本の中小食品メーカーには高品質で美味しい食品が多くあります。
近年では海外の展示会にも出展すること多く、取引を望む声は多く聞かれます。しかし、海外貿易には大きな壁があります。
多くの日本の中小食品メーカーは、外国語への対応が十分ではありません。いい商品を見つけて取引をしようと直接問い合わせをしても、対応ができなかったり遅くなったりします。また、貿易業務の経験もないため、見積が発行できない、発行に多くの時間がかかる、もしくは物流の手配ができないために取引条件が“日本国内倉庫渡し” に限定されることもあります。
また、輸出に必要な証明書等の取得、インボイス、パッキングリスト等の書類作成などの貿易実務、適正な輸送コストで提供するための効率的な物流手配といったところも大きなハードルです。

J-BASS SYSTEM の構造

J-BASS は当社の持つ食品メーカーネットワークを一元化し、日本の生産者と国外のバイヤーを結ぶ多言語対応WEB 購買システムです。J-BASS には我々がセレクトした魅力的な商品がその国の言葉で掲載されており、問い合わせについてもその言語で対応します。また、商品をクリックするだけでCIF(輸入国港渡し)の見積もりが即座に発行されます。発行された見積から発注をすることもできます。

生産者やバイヤーの利便性を向上するJ-BASSの機能

J-BASS には商品流通を素早く、簡単にするための仕組みが用意されています。

バイヤー支援機能

1. 自動見積作成機能(CIF 条件)

J-BASS はシステム内に商品情報、物流情報を持っています。バイヤーの皆様はJ-BASS 上の好きな商品をクリックし、必要なパレット数を入力することで、CIF条件(仕向け港までの輸送費・保険料込み条件)の見積もりをいつでも自動で発行することができます。
価格に納得すれば商品を発注することもできます。

【参考】CIF条件とは
CIFとは運賃・保険料込み条件(Cost, Insurance and Freight)取引のことです。
CIF による契約では、売主(輸出者)は、貨物を荷揚げ地の港で荷揚げするまでの費用(運賃、海上保険料等)を負担し、荷揚げ以降の手配(通関業者)や費用(輸入関税、通関手数料を含む)は買主(輸入者)の負担となります。自国の港まで運んでくれることはバイヤーにとって便利ですが、販売側からすると輸出手続きが煩雑になります。

2.効率的な物流による輸送コストの適正化

もう一つの日本食品輸出の大きな壁、それは生産者による効率的な物流手配です。大手では専任の担当者がいて自社物流で対応できますが、海外貿易経験の少ない中小生産者においてそれらの手配は非常に手間がかかります。
また、物流を組めたとしても、FCL(フルコンテナロード)物流で運ぶため、商品量が少ないと輸送コストが割高になる、もしくは最小発注量が非常に大きくなるという問題が発生します。J-BASS では有力な国際物流企業と提携することにより、他の貨物を運んでいるコンテナの空きスペースを探し、そこに混載するLCL(レスコンテナロード)物流を実現します。
その結果、最小発注量は20 フィートコンテナの1/20 である0.5 パレットに抑えることができ(詳細下記参照)、バイヤーにとっても少

【参考】 最小発注単位について
1 パレットとは、コンテナに運ぶ貨物の最小単位であり、その積載最大体積は、縦1.1m× 横1.1m× 高さ1.8mとなります。0.5 パレットの場合は縦、横は一緒で、高さ合計が90cm 以内となります。そのため商品の外箱の高さによって0.5 パレットは1 パレットの半分にならない場合があります。

3.取扱いリクエスト機能

もし、皆様の求める商品がJ-BASS にない場合、システム内のフォームからリクエストすることが可能です。具体的な商品名でも、“日本酒が欲しい“などのジャンルでも可能です。要望のあった商品は我々の担当者がメーカーと交渉し、J-BASS に掲載します。 煩わしい日本

生産者支援機能

1. 取引の流れ

バイヤーから発注が入ると、J-BASS システムから生産者に発注書が送られます。生産者はシステムに納期入力、商品に成分表や外装にケースマークを貼っていただいて指定の国内倉庫に納品していただきます。

2. 取引を円滑にする翻訳機能

J-BASSではバイヤーに対する情報の理解度向上のために現地語による表記を行います。(一部地域は英語の予定です) 生産者の皆様からの企業情報、商品情報は日本語で提出していただき、当社が現地語に翻訳いたします。 また、現地からの問い合わせについても翻訳いたします。

3. 納品は国内指定倉庫で、輸出手配は不要!

J-BASS では国内倉庫から相手国港までの輸出業務をカバーします。生産者の皆様は弊社指定の国内倉庫に納品していただければOKです。現地語対応の成分表示シールを出荷前に貼っていただく必要がありますが、シールのフォームについてはシステムからダウンロードできるようにしてあります。成分表示シールのご提供についてもオプション対応で準備しております。

4. 商品代金の支払いはもちろん円で

J-BASSでは弊社が皆様から商品を仕入れ、海外に発送する形になりますのでお支払いは円になります。為替のリスクについては弊社が負います。また、国内納品日で代金のお支払い日が決定されますので(月末締め翌月末払い)、例えば通関等で現地納品が遅れたとしてもお支払日が遅くなることはありません。

J-BASSの取引までの流れ【現在募集準備中】

まずは生産者直売のれん会のHPもしくは以下のメールアドレスよりお問合せくださいませ。
所定の申請フォームと商品サンプルをお送りいただき、当社にて審査をいたします。

※各国の貿易条件により商品成分や産地により輸出できないものもございます
※賞味期限が短いものについては対応できないことがございます

J-BASS のご利用にかかる費用

J-BASS のご利用にあたっては以下の費用がかかります。金額等の詳細については調整中です。

  • 1.初期費用
  • 商品写真撮影、商品情報・企業情報の確認・翻訳、システム登録
  • 2.月会費
  • 商品掲載、問い合わせ対応、海外情報提供、システム保守
  • 3.追加商品登録
  • 商品を追加登録する際に発生します。
  • 4.成分表示シールの供給
  • 商品に貼る成分表記を当社から供給する場合に発生します。 (自社で印刷する場合には不要です)
  • 5.商品説明動画作成
  • J-BASS に企業や商品情報の動画をアップする際に作成のお手伝いをいたします。 内容は変更する可能性があります。

FAQ

以下にないものは直接メールでお問い合わせください。

  • 1.どこの国に展開する予定ですか?
  • 10 月に香港・台湾向けに開始します。パイロット版の稼働を経た後に2019 年より随時拡大してまいります。
  • 2.冷蔵・冷凍食品の取扱いは?
  • 香港では冷蔵・冷凍対応する予定です。台湾については常温になります。
  • 3.取扱可能な賞味期限の日数は?
  • 120 日以上が目安ですが、商品によっては短くても対応することがあります。
  • 4.香港で取り扱いできない商品は?(2018 年9 月現在)
  • 福島・栃木・群馬・千葉・茨城県産の「野菜」、「果物」、「牛乳」、「乳飲料」、「粉乳」は取り扱いできません。 上記県の「水産物」、「加工食品」、「卵」については出荷にあたり放射能検査が必要です。
  • 5.台湾で取り扱いできない商品は?(2018 年9 月現在)
  • 福島・栃木・群馬・千葉・茨城県産の全ての食品は取り扱いできません。 「水産物」、「お茶」、「乳製品」については出荷にあたり放射能検査が必要な地域がございます。
  • 6.審査の内容は?
  • 所定のフォームに企業情報、商品情報を記入いただき、商品サンプルと一緒に提出していただきます。 貿易条件による取扱の可否、商品コンセプト、商品の品質、等により判断させていただきます。

これからのスケジュールとお問い合わせ先

以下のスケジュールで進めてまいります。

  • 9月末 :香港・台湾バイヤーのシステムへの事前登録を開始
  • 10月 :生産者の募集開始
  • 10月末:弊社がセレクトした企業による数十アイテムにてパイロット版稼働開始
  • 2019 年2 月:本稼働を開始
お問い合わせ MAIL: j-bass@noren-kai.com
※送信の際は@マークを小文字に変更してください

ダウンロード