鹿児島県霧島市に一般社団法人 かごしま霧島茶ブランド協会を設立致しました

2014-11-24

鹿児島県は、荒茶の生産量が静岡に次いで全国2位の産地ですが、鹿児島茶の多くは他産地のブレンド用として県外へ多く流通しており、1990年代前半頃から「かごしま茶」として、ブランド化に向けた取り組みが始まっています。

中でも「霧島」はその名の通り、霧深く標高差のある気候が、豊かな大自然を成しています。

厳しい寒暖の差と、年間を通じた冷涼な気候の中で育つ「霧島茶」は、澄んだ黄緑色の水色とクセのない豊かな香り、ほど良い旨味で高い評価を得ています。

更に、渋みが少なく旨味を多く含む「かぶせ茶」は、玉露に次ぐ高級茶と言われ、遮光率の高い資材で2週間以上茶の樹を覆って生産されます。

陽の光をあてずに新芽を育てるため、茶葉の緑色が濃くなり、渋みが少なく旨みを多く含むお茶となります。

弊社では、昨年末より霧島のお茶農家である邉田製茶様、お茶の卸先であったJAかごしま茶業様とともに、霧島茶のブランド化に関するディスカッションを続けてまいりました。

この話し合いの中で「もっと地域の様々な人々が有機的に結びついた取り組み、お茶作りから加工品の開発・販売まで一貫して地域との連携を深めていきたい。」という思いが強くなりました。

この思いを実現すべく霧島市に「一般社団法人かごしま霧島茶ブランド協会」を設立し、お茶農家だけでなく、地域全体で「霧島茶のブランド化」を実現を目指すことに致しました。

まずは霧島市内には鹿児島空港があり観光客も大変多い点に着目し、霧島茶を用いた『お土産品」を企画開発することに致しました。

第一弾商品の『金平糖』は、「若い層や女性の視点を取り込み、幅広く愛される商品に仕上げたい」と考え、霧島市立国分中央高等学校で商品開発を学ぶ生徒さん達にパッケージデザイン案等を作成いただき、11月より販売をスタートさせました。

県内外を含め多くのお客様が「霧島茶」や「霧島茶関連商品」を手に取る機会を増やすことで、産地の認知度を向上させ、「霧島茶」ブランドの発展に寄与することを目指して参ります。

<第一弾商品『きりしま茶金平糖』と、本取り組みを紹介頂いた南日本新聞>

 

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